2012年1月30日月曜日

BOBBY WILSON 「I'll Be Your Rainbow」




BOBBY WILSON
「I'll Be Your Rainbow」
(BUDDAH/US/75)





VERNON BULLOCKがプロデュース、PAUL RISERがオーケストラを担当、バックコーラスにJONES GIRLSが参加していることからデトロイトで活動していたと思われるシンガーBOBBY WILSONの唯一のアルバム。

BARRY WHITEみたいな"Deeper And Deeper"やカッコ良いミッドグルーヴ"Don't Shut Me Out"など非常に良いアルバムです。

ちょっとバックがバタバタしすぎですが、メロウなミディアム"When I Don't See A Smile On Your Face"も良い曲です。





MSA

2012年1月28日土曜日

BOBBY POWELL 「Thank You」




BOBBY POWELL
「Thank You」
(EXCELLO/US/73)





ルイジアナ州出身の盲目のシンガー/ピアニストBOBBY POWELLの1STアルバム。

73年リリースですが、感覚的に古臭く、アルバムを通して好みとういう訳ではないのですが、
スロウの"Try Me""All These Things"や、中盤にドラムが数回抜けるファンキーな"Your Good, Good Loving"、キーボードがメロウなミッドナンバーの"Childhood Days"など良い曲が入ってます。





MSA

ALBERT WASHINGTON 「Sad And Lonely」




ALBERT WASHINGTON
「Sad And Lonely」
(EASTBOUND/US/73)





ジョージア州に生まれ、オハイオ州を中心に活動したブルース/ソウルシンガーALBERT WASHINGTONの90年代以前では唯一のアルバム。

中盤にドラムブレイクが潜む"You're Messing Up My Mind"やOHIO PLAYERSがインストでカヴァーする"Sad And Lonely"がファンキーでカッコ良いです。

サザンディープスタイルの"Do You Really Love Me"も素晴らしい。





MSA

2012年1月26日木曜日

ANTHONY WATSON 「S/T」




ANTHONY WATSON
「S/T」
(AMHERST/US/85)





90年にCHI-LITESのメンバーに加わるアラバマ州生まれのシンガーANTHONY WATSON唯一のアルバム。

かなり80'sなサウンドですが、ブラコンというほど洗練されておらず、ローカルなモダンソウルといった内容です。

しかし、"Every Time We Touch""Solid Love Affair"などスロウは押し並べて素晴らしく、良いアルバムです。





MSA

2012年1月25日水曜日

KENNY DOSS 「Movin' On A Feelin'」




KENNY DOSS
「Movin' On A Feelin'」
(BEARSVILLE/US/80)





WILLIE MITCHELLが発掘した男性シンガーKENNY DOSS唯一のアルバム。

流石、WILLIE MITCHELL。「HI」時代のミュージシャンも起用し、南部臭を残しつつもモダンに仕上げた、素晴らしいプロダクションです。
AL GREENから色気を抜いた様なKENNY DOSSのヴォーカルも良い感じ。

最もHI色の強い"Sugar"はナイスグルーヴ。

メロウな"Play To Win""Just A Feelin'"も良い曲です。

"Are You Gonna Be With Me"はCAM'RON & VADO"Be With Me"ネタ。





MSA

2012年1月24日火曜日

PRINCE PHILLIP MITCHELL 「Top Of The Line」




PRINCE PHILLIP MITCHELL
「Top Of The Line」
(ATLANTIC/US/79)





2NDアルバム。

個人的には1STの方が好みですが、メロウさを増したこちらも名作。

あそこまで変態的粘着性は無いですが、MARVIN GAYE「I Want You」に近いかも。

メロウな"Top Of The Line""Paying The Prince"とかミッドダンサーの"Use Your Body"とか、とにかく曲が良いです。





MSA

PRINCE PHILLIP MITCHELL 「Make It Good」



PRINCE PHILLIP MITCHELL
「Make It Good」
(ATLANTIC/US/78)





ソングライターとして数多くのアーティストに楽曲を提供しているPHILLIP MITCHELLのデビューアルバム。

シンガーとしても、本作以前に多くのシングルをリリースしている実力派。

SNOOP DOGG"One Chance (Make It Good)"で使われた"Make It Good"やメロウな"You'll Throw Bricks At Him""If I Can't Be Your Man"を始めホント良い曲ばかりの名盤です。

余談ながら裏ジャケのBOOTSY COLLINSの成り損ねみたいなお姿も笑えます。
やっぱり自分でPRINCEとか名乗れる人は違います。





MSA

2012年1月23日月曜日

JIMMY LEWIS 「Totally Involved」




JIMMY LEWIS
「Totally Involved」
(HOTLANTA/US/74)





南部に生まれ、ロサンゼルスを拠点にシンガーソングライターとしても数多くのアーティストに楽曲を提供しているJIMMY LEWIS唯一のアルバム。

BOBBY WOMACK「Understanding」でも、"Got To Get You Back"という曲を書いています。

シンガーとしてもBOBBYに通ずる渋さを持っており、本作も素晴らしい内容です。

DJ CLUEやDJ BABUネタの"That Won't Stop Me From Loving You"が最高。





MSA

2012年1月22日日曜日

BOBBY WOMACK 「Facts Of Life」




BOBBY WOMACK
「Facts Of Life」
(UA/US/73)





「Understanding」や「Across 110th Street」のサントラの翌年にリリースされた73年作。

EPMDネタの"Nobody Wants You When You're Down And Out"や個人的ハイライト"All Along The Watchtower"などファンク路線は健在。

BOBBYにかかると"The Look Of Love"やCAROL KINGの名曲を「Man」に変えた"Natural Man"の様な楽曲も真っ黒になってます。

これも、とにかく名盤。

これ以降のBOBBY WOMACKのアルバムも紹介しようと思ったのですが、一旦終了。またの機会に。





MSA

BOBBY WOMACK 「Understanding」




BOBBY WOMACK
「Understanding」
(UA/US/72)





「Communication」で試みたファンク路線を更に押し進めた72年作。

NEW BIRTHにカヴァーされた"I Can Understand It"やALCHEMISTなどのネタになっているヒット曲"Woman's Gotta Have It"、AYATOLLAHやMOS DEFなどのネタになっている"And I Love Her"を始めカッコ良い曲ばかりです。

とにかく名盤。





MSA


2012年1月19日木曜日

BOBBY WOMACK 「Communication」




BOBBY WOMACK
「Communication」
(UA/US/71)





ニューソウルの影響を受けた歌詞や、ファンクなども取り入れたBOBBYらしい音楽性を確立し始めた71年作。

ファンキーな"Communication"や「Across 110th Street」のサントラでセルフリメイクする"(If You Don't Want My Love) Give It Back"、ヒットしたスロウ"That's The Way I Feel"など良いアルバムです。





MSA

BOBBY WOMACK 「My Prescription」




BOBBY WOMACK
「My Prescription」
(MINIT/US/?)





VALENTINOS解散後の2枚目のソロアルバム。

まだまだSAM COOKの影響の強いスタイルで、後の個性的なスタイルを完全には確立していませんが、サザンソウルのアルバムとして良い作品です。

SAM COOKの"I'm Gonna Forget About You"は格別の素晴らしさ。





MSA

2012年1月18日水曜日

BOBBY WOMACK 「The Poet II」




BOBBY WOMACK
「The Poet II」
(BEVERLY GLEN/US/84)





「The Poet」の3年後にリリースされたアルバム。

ジャケットに「Featuring PATTI LABELLE」とあるように1曲目〜3曲目まで彼女とのデュエットです。
その"Love Has Finally Come At Last""It Takes A Lot Of Strength To Say Goodbye""Through The Eyes Of A Child"や"American Dream"などスロウが素晴らしすぎます。





MSA

2012年1月16日月曜日

BOBBY WOMACK 「The Poet」




BOBBY WOMACK
「The Poet」
(BEVERLY GLEN/US/81)





とりあえずBOBBY WOMACKはどのアルバムを紹介しても間違いないのですが、まずは最も好きなこの作品から。

「BEVERLY GLEN」に移籍後発表した80年代の第一作目のアルバムです。

「JASON'S LYRIC」のサントラでのK-CIによる"If You Think You're Lonely Now"のカヴァーにやられ、BOBBYの作品の中で一番最初に手に入れた、個人的思い入れの強い一枚。

その"If You Think You're Lonely Now"はとにかく名曲。最近、50 CENTが"Wait Until Tonight"で使ってました。

他にも"Secret""Just My Imagination""Lay Your Lovin' On Me""Where Do We Go From Here"など良い曲ばかりです。





MSA

2012年1月14日土曜日

HARRY RAY 「It's Good To Be Home」




HARRY RAY
「It's Good To Be Home」
(SUGAR HILL/US/82)





MOMENTS〜RAY, GOODMAN & BROWNのメンバーHARRY RAY唯一のアルバム。

モダンダンサー"Love Is A Game"が最高。

"I'm Willing""Lost Affair"もナイススウィートかつナイスグルーヴ。





MSA


2012年1月13日金曜日

HARRY RAY 「Ride Your Pony Girl」




HARRY RAY
「Ride Your Pony Girl/Best Thing For Me」
(ALL PLATINUM/US/74)





MOMENTS〜RAY, GOODMAN & BROWNのHARRY RAYが残したシングルオンリー曲。

ドラムブレイクで始まる夢見心地のミディアムナンバーです。

ソロ名義ながらまんまMOMENTSなスウィートナンバーのB面曲も良いです。





MSA

2012年1月12日木曜日

G.C. CAMERON 「No Matter Where」




G.C. CAMERON
「No Matter Where/Have I Lost You」
(MOTOWN/US/73)





アルバム未収録シングル。

G.C.は他人の物真似も得意としていたようで、この曲はサウンド、ヴォーカル共に、CURTIS MAYFIELDを完全コピー。

でもいい曲。





MSA

2012年1月11日水曜日

G.C. CAMERON 「Give Me Your Love」




G.C. CAMERON
「Give Me Your Love」
(MALACO/US/83)





4THアルバム。

「MALACO」からのリリースに違和感がありましたが、G.C.ってミシシッピ出身だったんですね。納得。

ミディアムスロウの"Let's Share"、時代錯誤なニューソウルタイプながら曲が良い"Hearts & Flowers"、モダンソウルナンバー"Give Me Your Love"辺りが良いです。





MSA

G.C. CAMERON 「You're What's Missing In My Life」


G.C. CAMERON
「You're What's Missing In My Life」
(MOTOWN/US/77)





HOLLAND=DOZIER=HOLLANDプロデュースによる3RDアルバム。

ミッドダンサー"You're What's Missing In My Life"やミディアム"I'll Be Your Servant"、スロウの"Kiss Me When You Want To""I'll Love You Forever"などアルバムを通して好内容です。





MSA


G.C. CAMERON 「S/T」




G.C. CAMERON
「S/T」
(MOTOWN/US/76)





2NDアルバム。

映画「Cooley High」のテーマソングで、後にBOYZ II MENにカヴァーされる名曲"It's So Hard To Say Goodbye To Yesterday"を収録。

LEON WARE作の名曲カヴァー"If I Ever Lose This Heaven"やDIANA ROSS & MARVIN GAYEがデュエットアルバムで歌っていた"Include Me In Your Life"などミディアム〜スロウで固められた好内容のアルバムです。





MSA

G.C. CAMERON 「Love Songs & Other Tragedies」




G.C. CAMERON
「Love Songs & Other Tragedies」
(MOTOWN/US/74)





SPINNERSの2代目リードヴォーカリストG.C. CAMERONのソロデビューアルバム。

個人的には"I'm Gonna Give You Respect""Let Me Down Easy"やSTEVIE WONDERの"All In Love Is Fair"などミディアム〜スロウが好みです。





MSA

2012年1月8日日曜日

GREGORY JAMES「Gonna Grow Some Gold」





シカゴのプロデューサーGREGORY BIBBと、彼の右腕ギタリストJAMES NORRISからなるグループの作品。

ダンサー"Happy Baby"や、ミディアムファンク"Get It From The Bottom"など女性ヴォーカルを多くフィーチャーしたクロスオーバー気味のモダンソウルアルバムです。

メロウな"Gonna Grow Some Gold"が素晴らしい!

CARL DAVISがエグゼクティヴプロデューサーを務めてます。



TSC


2012年1月5日木曜日

LEW KIRTON 「Talk To Me」




LEW KIRTON
「Talk To Me」
(BELIEVE IN A DREAM/US/83)





2NDアルバム。

"I Can't Live Without You"や"Hooked On You"などスロウが素晴らしいです。

モダンダンサー"Talk To Me"もなかなかグッド。





MSA

LEW KIRTON 「Just Arrived」




LEW KIRTON
「Just Arrived」
(ALSTON/US/80)





バルバドス出身のシンガーLEW KIRTONのデビューアルバム。

「T.K.」傘下の「ALSTON」からリリースされCLARENCE REIDがプロデュースしています。

モダンダンサー"Love, I Don't Want Your Love"や最もサザンディープ色の強いスロウ"Let Me Up-Off My Knees"が個人的お気に入りです。





MSA

2012年1月4日水曜日

LENNY WILLIAMS 「Changing」




LENNY WILLIAMS
「Changing」
(ROCSHIRE/US/84)





「MCA」がディストリビュートするインディーレーベルからリリースされた8THアルバム。

ずば抜けた曲はないですが、モダンなバッキングに伸びやかなヴォーカルが映える好曲が並び、満足のいく内容です。





MSA

LENNY WILLIAMS 「Let's Do It Today」




LENNY WILLIAMS
「Let's Do It Today」
(MCA/US/80)





6THアルバム。

"Suspicions""Let's Do It Today"や"Ooh Child"のカヴァーといったミディアム〜スロウが素晴らしいです。

ダンスナンバーでは"Don't Stop Me Now""Messing With My Mind"が良いです。





MSA

LENNY WILLIAMS 「Spark Of Love」




LENNY WILLIAMS
「Spark Of Love」
(ABC/US/78)





4THアルバム。

2NDアルバム「Rise Sleeping Beauty」に収録されたミディアムスロウ"Cause I Love You"を激スロウにセルフカヴァーし、ヒットさせています。
このヴァージョンはMOBB DEEP"Nothing Like Home"やKANYE WESTプロデュースTWISTA"Overnight Celebrity"などのネタとしても有名。

他には"You Got Me Running""I Still Reach Out"などダンスナンバーが良いです。





MSA

LENNY WILLIAMS 「Rise Sleeping Beauty」




LENNY WILLIAMS
「Rise Sleeping Beauty」
(MOTOWN/US/75)





「MOTOWN」からリリースされた2NDアルバム。

後に自身がセルフカヴァーするミディアムスロウ"Cause I Love You"やミッドダンサー"Shame"を始め良曲が並ぶ名作です。





MSA

LENNY WILLIAMS 「Love Current」




LENNY WILLIAMS
「Love Current」
(MCA/US/79)





一時TOWER OF POWERのリードヴォーカルを務め、ソロ転向後も数多くのアルバムを残す名シンガーLENNY WILLIAMSの5THアルバム。

A面がダンサー、B面は一曲を除きスロウで構成されており、アップもスロウも素晴らしいです。

"Let's Talk It Over"はYOUNG JEEZY featuring JAY-Z & ANDRE 3000"I Do"で使われています。





MSA

2012年1月1日日曜日

TOP 10 HIP HOP ALBUM OF 2011

TOP 10 HIP HOP ALBUM OF 2011
(CDでリリースされたアルバム)

1.JAY-Z & KANYE WEST「Watch The Throne」

2.MAYBACH MUSIC GROUP「Selfmade」

3.WIZ KHALIFA「Rolling Papers」

4.WALE「Ambition」

5.SNOOP DOGG & WIZ KHALIFA「(O.S.T.) Mac & Devin Go To High School」

6.SNOOP DOGG「Doggumentary」

7.GAME「The Red Album」

8.BIG SEAN「Finally Famous」

9.PUSHA T「Fear Of God II」

10.YOUNG JEEZY「TM:103 Hustlerz Ambition」


上記のアルバムに続く作品としては

LIL WAYNE「Tha Carter IV」

EVIDENCE「Cats & Dogs」

J COLE「Cole World : The Sideline Story」

KILLER MIKE「Ple3dge」

GLASSES MALONE「Beach Cruiser」

DRAKE 「Take Care」

TRAE THE TRUTH「Street King」

TORAE「For The Record」

COMMON「The Dreamer / The Believer」

PETE ROCK & SMIF-N-WESSUN「Monumental」

LUPE FIASCO「Lasers」

DJ KHALED「We The Best Forever」

JAY ROCK「Follow Me Home」

WC「Revenge Of The Barracuda」

辺りでしょうか。

R&BではANTHONY HAMILTON、CHRIS BROWN、MARY J BLIGE、MUSIQ SOULCHILD、ROBIN THICKE、T-PAINが良かったです。